釣り方

アユ釣りは、自然の中の遊びで、自己責任です。雷、短時間豪雨、つるつる滑る水中の石、頭上を横切る高圧電線など、様々な危険の中にいることを常に忘れずに行動してください。釣りに夢中になって、取り返しのつかないことにならないように以下をしっかり頭に入れて出漁しましょう。

  • 上流の山々に雨雲がないか?時々チエックすべし
    天候の変わりやすい季節です。晴天であっても、遠くの山々に雨雲がかかっていないか、山すそが暗くなっていないか時々目をこらしてください。
  • 急な増水時、どこに逃げるか決めておくべし
    川の中州で釣る場合は、ポイントに入る前に、川の地形をよく見て、急な増水時、川の右岸、左岸のどちらに逃れるか考えておくべし
  • 草木、ごみが流れてくる。増水、濁流の前兆と知るべし
    雷雨、濁り(草や、ごみ類が連続して流れて来た、濁りが入ってきたら、上流で雨が降り、増水の前兆です)が出たら、すぐに引き揚げましょう。あっという間に濁流がやってきます。特に川の中州と護岸まで距離のあるところでの釣りは、時間が勝負です。
  • 護岸がコンクリートのところでは、増水時這い上がりにくいと知るべし
    川の護岸がコンクリートで草木のないところでは、流されたらつるつる滑って捕まって這い上がれるところがありません
  • 避難注意には、従うべし
    近くの釣り人の忠告、漁協監視員、キャンプ場等の管理者、行政、警察、消防署などからの、注意、呼びかけ、勧告などに従うこと
  • 頭上の高圧線に注意すべし
    友釣りは長竿(9メートル以上)を使います。高圧送電線に触れる箇所が無数にあります。川に入る前に頭上を確認してください。

いよいよ出漁です。このページでは、以下の4つについて、記載してあります。知りたいところをクリックして下さい。

囮鮎の買い方
囮鮎のつけ方
竿の操作
釣れた鮎の取り込み

囮鮎の買い方

囮は一尾あれば、よいのですが、玉網から跳ね出たり、野鮎がかからぬうちに、弱ったりすることもあるので、2尾用意するようお奨めします。おけの中から、自分で選びますが、ポイントは?

  • 体や目、口等にきずのないもの
  • 両手でつかんだ時、逃げようとして、力強く体をひねるもの(大物を除き、じっとしているものは弱いものが多いです)

囮鮎のつけ方

玉網の柄を、平らな石の上に足で固定します。適当な石がない場所では、左足の膝に柄を挟み固定します。玉網が水に3分の1つかるようにし、(水が多いと、鮎が飛び出ます)囮缶をすっぽり、玉網に入れ、缶の蓋を開けます。

缶は岸に置き、1尾つけたら、残りを入れて川に活け、缶の上に、重石をのせておきます。囮に鼻環の通し方は、図-5のように鮎の鼻孔の片方から、鼻環を円を描くような感じで通します(水中で鮎を掴み素早く行います)

図-5

つぎに、逆さバリを図-6のように掛け針が尾びれから、2~2.5㎝になるように、尻ひれにかけ、これで終了です。

竿の操作

流れの強い瀬を釣る時には、竿をうまく寝かせた釣り方をします。とろ場や、流れの緩い瀬を釣る場合は、泳がせ釣り(竿を立てて釣る漁法)が一般的です。日照りが続き、「こけ」が腐りかけている時以外は、川の縁から流心へと、釣って行く方法が常道です。囮も自然な動きで、弱らせないですみます。

又水深のあるところでは、水圧で囮がうまく泳がない事もあります。こういう時には、背環を 打って、囮の負担を軽くしてみて下さい。

泳がせ釣りは、竿を立て糸を軽くたるませた状態で囮の泳ぎにまかせていく釣り方ですが、鮎の追いが活発な時には、泳ぎにまかせておいてもつれます。

追いが悪い時には、鮎がいそうなポイントに行くよう、糸をたるませてその重みを調整しながら、囮を誘引します。 囮は、元気なものほど、引っ張ったり、抵抗をかけたりすると、反対の方向に走ります。右に軽く引けば左に、手前に糸をたるませると、 向こう側に行きます。感覚的ですから、慣れるまで試してみて下さい。

釣れた鮎の取り込み

◇引き抜きで取り込む

釣れたら、川を下らず、そのままの位置で竿をためて、流れの緩い場所に、竿を立てたまま、引きよせます。(この時竿がねていたり、延びきった状態では、うまく引き抜けません)左の図のように、竿先と魚と足元を結ぶ線が三角になるイメージで、、、そして、竿を握っている腕を頭上に延ばし、まず囮の全身が水面に顔を出すまで、両手で竿をもち、そおっと浮かせます。

自分の体に向けて飛ばせる体制が出来たら腕を目一杯延ばす感覚で、一気に玉網目がけて空中輸送します。玉網に2尾が入る瞬間に軽く玉網を引くようにしてキャッチするとショックが少なくなります。

◇川下に下がって取り込む

竿を立て、流心や川の向こう側に引っ張られないように、竿をためながら、素早く川下に下り、除々に流れの緩い取り込み易い場所の川縁へ引き寄せます。竿は左肩に担ぎ、玉網は利き腕でない方に持ちます。

鮎を引き寄せ、背が掛かりならそのまま糸をつまんで、玉網に入れます。もし針が腹にかかっている時には、玉網をそっと水中に入れ、2尾をすくい取ります(水中ですくい取るのは、バレ易いので、出来るだけ使わないほうが無難です)

「鮎」 Nifty Serveの「清流」有志が作られた、鮎のホームページです。鮎用語や、釣りムービー等あり、 初心者にもわかり易いと思います。是非ご覧下さい

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